パスポートが無い!どうする?


身内が危篤!すぐにでも出発したいところだが、海外へ行くためにはパスポートが必要です。これはたとえ総理大臣
であろうが、天皇陛下であろうが必要なのです。


まずはパスポートセンターに連絡する

正確には「旅券事務所」ですね。各都道府県ごとにあり、県によっては複数ヶ所あります。一覧表はこちらから。
まずはここで緊急発券を申請します。

日曜日で事務所が休み!どうするの?

私の場合もそうでした。私は母に会いに行くため、常に有効なパスポートを持っていましたが、妻のパスポートが
期限切れでした。しかも年末年始の休みに入っているために、途方に暮れてしまいました。当初は母を日本に連れて
帰って治療させるのが目的でしたので、一人では病人を運びきれません。どうしても妻の協力が必要だったのです。

そんな時は外務省に連絡します。外務省は24時間年中無休で職員がいます。そこで理由を話し、緊急性の確認
ができれば(私の場合は母の入院をマニラ大使館を通じて確認) 該当する旅券事務所に緊急発券のリクエストを
出してくれます。外務省の電話番号は03-3580-3311 です。代表番号なので、パスポートの緊急発券の旨を伝え
て該当部署に電話を回してもらってください。


緊急発券に必要なもの

1 申請書 (これは普通にパスポートを申請する人と同じものを書きます。旅券事務所にあります)

2 写真 (規格が厳しいです。パスポートセンター内や近くに必ず写真屋さんがあるので、そこで撮影したほうが確実
       かもしれません。ちなみに規格は、縦45mm 横35mm  端から顎の中心まで17±2mm 顔の大きさ
       34±2mm 頭の上の余白4±2mm です)

3 運転免許証 本来は身分証明証として提示するものですが、緊急時には戸籍謄本や住民票の代わりになります。
           帰国後に追加で戸籍や住民票の提出を求められる場合があるそうですが、私の妻はこれだけで
           パスポートが発給されました。

4 官製ハガキ  これも妻は緊急性が高いということで免除になりました。本来は身元証明で使うものですね

5 印紙      これも年末で入手困難という旅券事務所の職員の判断で現金で手数料を支払いましたが
           本来は印紙で手数料を納めるんですね

6 印鑑      役所に行くのにこれが無いとダメですね。訂正印としても使用しますからね。

ですから結局妻は、運転免許証だけでパスポートがもらえました。(写真は現地で撮った) もし運転免許証が
無かったらどうなったでしょうか?海外に身内が住んでいらっしゃる方は、できれば常に戸籍や住民票を用意
されておいたほうが良いと思います。また緊急発券のパスポートの有効期限は5年のものが発給されます。



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